
アメリカのトランプ大統領が、宇宙軍の設立を発表しました。正式名称は『宇宙統合軍』。その目的や任務に注目が集まっています。
世界の覇権はまさに宇宙領域へ…では日本はいつ出来るのでしょうか?なんだか宇宙戦艦ヤマトみたいな時代になるんですかねww
トランプ宇宙軍の目的は
ついに世界の覇権争いは地球を飛び出しました。
戦争で軍隊が陸から攻めるなんて時代は終わり、今は宇宙軍の時代へ。でもいったい、何をする部署なんでしょう!?
その役割には米国の衛星の防衛、将来の宇宙空間における戦闘に備えるための計画などが含まれるため、現在は戦略軍の指揮下にある空軍宇宙軍団(AFSPC)を独立させ、陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊に並ぶ第6の軍種となる"宇宙軍"とすることを求めています。
トランプ政権、冷戦時代の「アメリカ宇宙軍」を復活
なるほどなるほど、よく分かりませんね"(-""-)"
宇宙軍の目的と任務を簡単に言うと『ミサイルの監視』『衛星の防衛・監視』『将来の戦闘に備える』みたいな感じですね。ミサイルの監視
今でも北朝鮮がミサイル実験を繰り返していますが、アメリカが警戒しているICBM(弾道ミサイル)などの被害を防ぐため。
ICBMは発射したあと上昇し、一度大気圏外に達した後、目的地に降下するらしいので、それを宇宙空間で撃ち落とす狙いがあると思われます。
衛星などの管理
現在の生活は衛星に依存してますよね。スマホやカーナビのGPSもそうですし、軍事的にも衛星で他国を監視してたりします。
中国やロシアがアメリカ衛星を妨害する『キラー衛星』なるものを開発してるそうで、この脅威と戦う必要があるとのこと。
人工衛星は米国がダントツで1位。そして中露が対抗している構図です。日本は残念ながら一歩遅れてる状態…自国で防衛力を高めていきたいですね。
宇宙人の存在?
ミサイル防衛や衛星監視などが主な目的ですが、宇宙軍(宇宙統合軍)は将来的な『宇宙領域』でアメリカが優位に立つことも念頭に置いています。
米中貿易戦争で的になった中国企業ファーウェイは、5G通信網で地球上の通信を支配しようと試みています。これとトランプ大統領は争ってますね。
これらは単に宇宙空間での覇権確立との見方もあれば、宇宙人の存在が隠れているとの陰謀論も出ているようです。
『異星人との交信』とか『宇宙人を隠すため』とか…米ネバダ州の【エリア51】やNASAが好きな人は、聞いたことがある話だと思います。
冷戦時代にもあった宇宙軍
実はこのトランプ宇宙軍、過去にUSSPACECOM(アメリカ宇宙軍)という名称で存在していた組織なんです。設立は1985年9月23日。時は冷戦時代、米国とソ連(ロシア)が第二次世界大戦後の世界を二分し「冷たい戦争」と呼ばれた時代です。
東西冷戦が終了した後もしばらく存続しましたが、2002年10月1日にアメリカ戦略軍に整理・統合されます。
なので事実上、その組織の復活とも呼べる創設になるのです。
日本はいつ創設するの?
外交評論家の宮家邦彦氏によると「これからの戦争は最初の数十秒で状況が決まる」とのこと。
時代は【地上戦争】⇒【サイバー戦争】⇒【宇宙戦争】へ。日本も余裕こいてる場合ではありませんが、日本版はいつ作られるんでしょうか?
日本は22年度までに「宇宙領域専門部隊」を発足させる予定で、防衛省は米空軍基地に常駐する連絡官の派遣について検討を進めている。
自衛官職種に「宇宙」新設へ 防衛省、米軍との連携強化
部隊は70人規模になる見通しで、監視の拠点は、東京の航空自衛隊・府中基地に置き、レーダーは、山口県の海上自衛隊・山陽受信所跡地に建設する計画。
2020年度 自衛隊初の宇宙部隊新設へ 部隊は70人規模に
お、予想よりも早い動き。
宇宙部隊の主な目的は「スペースデブリ」と呼ばれる宇宙ゴミや、他国衛星などの監視がメイン。
防衛省によると本格的な運用は2023年度からのようで、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と一緒に活動していくとのこと。このへんの専門技術を中国に盗まれないよう、スパイ対策もしっかりしてほしいところです。
宇宙戦争の時代に突入か
トランプ宇宙軍なんて、なんだか映画みたいな世界。
でもトム・クルーズの『宇宙戦争』でもあるように、ほとんどの映画は地球を侵略する異星人と戦うってのがテーマですよね。
現実世界のように国家同士が宇宙空間を巡って争うなんて、あまりなかった気がします。
あと100年後とかには宇宙戦艦ヤマトのような世界が待っているかも…いや、それはそれでチョット怖いな。。あっ、生きてないか"(-""-)"