検察がカルロス・ゴーン被告を再逮捕しました。今回で4度目の逮捕となります。
ゴーン被告が再び再逮捕された理由は何なのでしょうか?記者会見を開くと言っていた矢先のタイミング、海外からの批判も多いようです。
ゴーン再逮捕の理由は

河野太郎外相がフランスで開催されているG7の会合で、ルドリアン仏外相からゴーン被告の件で『問題定義』されたとの報道がありました。
外務省は詳細を明かしておらず、今回の4度目となる逮捕に関してか、人質裁判とも呼ばれる日本の司法制度への苦言か、内容は不明です。
感想としては、検察も思い切ったことをしたな~と思います。記者会見を開くと宣言した次の日の早朝に再逮捕されるなんて、色々と深読みされるからです。
検察の目的は口封じ?
再逮捕の理由は口封じか――。
誰もがそう考えたことでしょう。「記者会見で喋られるとマズイ事があったのでは」「日産が隠していることがあるんじゃないか」と思われても仕方ありませんね。
ただゴーン被告の弁護人である弘中惇一郎氏は保釈時、「今後は任意の事情聴取があっても応じない」という発言をしていて、その流れからの会見という事で、検察の怒りを買ったのかもしれません。
また「最初から釈放は4度目の逮捕を前提としていた」との見方も。要は批判をかわすために一時的に釈放していただけという人もいます。
日産の首脳人事への影響か
4月中旬には、日産の首脳人事や経営計画を決める重要な行事が予定されているそうです。
ゴーン被告は会見で日産の西川社長を攻撃し、内部の暴露話をすることで人事に影響を与える思惑があったのかも。。。今ではそれも分かりません。
今回4度目の逮捕となった原因は、オマーンにある日産の販売代理店(スハイル・バハワン自動車)のCEOを介して資金を流し、ゴーン被告や家族が個人的に使うクルーザーの資金などに充てられたという疑惑です。
ゴーンは海外逃亡したかった?
逮捕前、ゴーン被告はフランスメディアのインタビューに答え、「フランス政府に私を擁護してくれるよう、私の権利を守ってくれるよう要請する」と語っていました。
つまり、フランスに助けを求めていたわけですね。もしかすると、亡命まではいかなくとも、海外に逃亡しようと試みていた可能性もあります。
この件で、日本政府と仏政府の関係性が険悪になっていくは勘弁してほしいですね…
まとめ
ゴーン被告4回目の逮捕に関し、ホリエモンは『流石にやりすぎ』とツイート。
確かにこの事件は、フランスだけでなく様々な欧米メディアから日本の検察が批判対象になっています。東京地検はそういった報道に関して
「国ごとにそれぞれの制度がある。自分の国と違うからと簡単に批判するのはいかがなものか」ともコメント。
日本の検察という閉ざされた制度には問題があると思いますが、だからといって日産やルノーの資金を私的流用することが許されるわけではありません。
確か、奥さんのリタ・ゴーンさんか、娘さんのキャロライン・ゴーンさんが国連に人権侵害とかを訴えてましたよね?
国連も微妙な組織なので、果たしてどうなることやら…