合意には至らなかった米朝首脳会談ですが、トランプ大統領は3日、毎年春に実施されている米韓合同軍事演習を終了すると宣言。
このまま全面撤退の道を進む可能性は十分にあり、韓国の衰退はより深刻なものとなっていくでしょう。
在韓米軍が撤退したら?

アメリカは世界に駐留する米軍の数を削減し、利益にならないことを続けるのはやめようというスタンスでいます。
現在ではトランプ大統領と国務省・国防省などとの攻防が続き、少しずつしか進んでいませんが、これは前オバマ大統領の時からの政策なのです。
北朝鮮を非核化するという目的を持っているトランプは、その交渉を有利に進めるため、米韓軍事演習の延期や中止を何度も発表してきました。
もし韓国から在韓米軍が撤退したら、どうなるのでしょうか?
在韓米軍とは
そもそも在韓米軍とは、朝鮮戦争の際に派遣された国連軍の主力部隊のことで、米軍が韓国に駐留し続け有事を想定して訓練が行われてきました。
今の在日米軍と同様、韓国でも度重なる負担額増加の交渉が行われ、2019年2月10日に1兆0380億ウォンの金額を盛り込んだ仮協定が署名されています。
合同軍事演習が終了
トランプ大統領は米韓合同軍事演習の終了について「何億ドルもの米国の金を節約するためだ。現時点で北朝鮮との緊張緩和も良いことだ」とツイッターで主張。
ビジネスマンらしい理由にも思えますが、これは大統領選挙の時から彼がずっと言い続けてきたことであり、突発的な思い付きなどではないのです。
終了が決まったのは、朝鮮半島有事を想定した野外機動演習「フォール・イーグル」と指揮所演習「キー・リゾルブ」の二つ。
大規模な米韓軍事演習を終了へ 非核化巡る交渉に配慮
在韓米軍の詳細についてはコチラ
韓国はどうなるの?
韓国にも多少なりとも反米感情があるのも事実ですが、現実的には在韓米軍がいなければ韓国という国は存在そのものが成り立たなくなっていきます。
財閥やサムスングループなどの衰退で韓国経済はボロボロになり、安全保障面でも核を持った北朝鮮と中国に怯え、さらにロシアの影も…
まさに韓国が現在の姿を保てるのは米軍がいるからであり、米朝首脳会談の結果によって朝鮮戦争が終了してしまうと、アメリカ軍は駐留する意味がなくなってしまいます。
もし全面撤退しようものなら、あっという間に中国とロシアに乗っ取られるか、北朝鮮と統一させられて消滅してしまうことでしょう。大国が軍事的な力を背景に小国を飲み込むのは、昔からの常であり、まさに弱肉強食の世界。
文在寅大統領はそれが分かっているからこそ必死に動いていると思われますが、どうも空回りしているだけでやっているのは反日政策だけ…国民も彼が無能な事にいち早く気付いていたようですね。
アメリカの狙いとは
トランプ大統領の背後にはシティやロスチャイルドなど国際金融資本の影がチラついており、様々な狙いが隠れていると思われます。
北朝鮮を使いアジアの危機を捏造することで中国の覇権を推し進めているのかもしれません。
もしくは北朝鮮を解体して中央銀行を設立し、資本を流し込んで新たな市場として乗っ取る計画かもしれません。戦争経済なんて十八番ですしね。
もしくは純粋な『アメリカ・ファースト』に基づいた計画なのかもしれません。
いずれにせよ言えることは、全面撤退の日が確実に近づいている、ということです。
全面撤退の日はいつ?
韓国軍の弱さは世界的にも有名で、どっちかというと軍事的な弱さよりもメンタルの低さや統制のなさ、組織としてのポンコツさが目立ち、とても自国軍だけでは防衛できないのが実態。。。
日本の場合も米軍に撤退されると困りますが、海上自衛隊をはじめ自衛隊の強さは世界でもトップクラスで、なかなかの防衛力を持っています。
単純に日本と比較することはできませんが、在韓米軍の全面撤退となると朝鮮半島の勢力地図が激的に変化することになります。
全面撤退の日はトランプ大統領の任期中に訪れると思われ、次の選挙で当選すると2025年1月までが任期ですから、それまでに実現する可能性が高いでしょう。その日に備え、日本は対策を強化していく必要がありますね。