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バノン氏とは何者か―。現在は?来日発言から見る姿

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「彼は、私とは異なる考え方の持ち主だった」とキッシンジャーに言われたスティーブン・バノン。いったいバノン氏とは何者で、現在は何をしているのか。

そして来日に発言していた内容から分かる思想とは―――。

バノン氏とは何者か。

トランプ政権で首席戦略官に任命され、国家安全保障会議(NSC)の常任メンバーにも指名。「影の大統領」とまで呼ばれたスティーブン・バノン氏について、よく知らなかったので調べてみました。

バノン氏とは、いったい何者なのか――。

アメリカ海軍の将校時代は日本の横須賀にも在留し、富士山にも登り日本食が大好きだという彼。意外と親日家のようですね。

その後はゴールドマン・サックスで投資銀行家として働き、調査事業「バイオスフィア2」や保守メディア『ブライトバート・ニュース』を設立したとのこと。

これまでかなりの資産を作り上げたようで、大統領選でトランプ陣営に入ったときにはすでに多くの所得があったみたいです。

キッシンジャーに考え方が違うと言われたぐらいですから、グローバリストではなくナショナリストなのでしょうか、中国に対しても脅威を訴えるような発言を度々しているようです。

また、移民政策には反対で、白人至上主義との報道も。日本も移民に関しては問題になってますけど、欧州の失敗例を見るとあきらか。安倍総理になんとか対応してほしいものです。

解任された理由とは

テレビを見ていていつのまにか解任された感のあるバノン氏ですが、そもそもなんで辞めたんだ?くらいにしか考えてませんでした。

どうやら解任の理由はいくつかあるようです。

◆北朝鮮情勢での発言が問題視された

まず北朝鮮情勢での発言についてですが、これはどうやらメディアへ『オフレコ』で語った内容が暴露され、トランプ大統領の逆鱗に触れたようですね。

日本のマスコミでもよくある光景です。そもそも公開するなら『オフレコ』じゃないと思うんですが…バノン氏は北朝鮮問題に対して、

「軍事的解決などない。忘れてしまえ。開戦30分でソウルの1000万人が通常兵器で死亡するという難題を一部でも解決しない限りは、意味不明だ」と発言していたそうです。

軍事オプションも検討していたトランプ氏と考えの相違があったのでしょう。

◆クシュナー上級顧問夫妻らとの対立

次にクシュナー夫妻との対立。クシュナー氏と言えば、トランプ大統領の長女であるイバンカさんの旦那さんですね。どうやら国際問題で意見が合わなかったようです。

こうした対立やホワイトハウスでの混乱を見かねて、ケリー氏(現在の大統領首席補佐官)が更迭したとワシントンポストが報道。しかし後にケリー氏が大統領首席補佐官に就任したとこを見ると…なんだかキナ臭いですね。

◆白人至上主義者への批判が高まった

当時バージニア州で白人至上主義者らが集まった場所にデモが発生。このデモ隊に乗用車が突っ込んで負傷者が出てしまい、白人至上主義者と言われていたバノン氏に批判が集まったとのこと。

しかし本人は人種差別を否定していて、経済ナショナリストを自称しています。要は移民を少なくしたり、外国との貿易を制限したり、政府が経済をある程度管理する…みたいな政策を推奨しているようです。

現在は何をしてる?

トランプ政権を退いたあとも絶大な影響力を持ち続け、未だに『影の大統領』なんて囁かれるスティーブン・バノン氏。現在でも精力的に活動しています。

大統領首席戦略官を退任した後、古巣のブライトバート・ニュースの会長に戻り、トランプ大統領を擁護し、敵対する勢力の批判を繰り広げていました。

てっきり仲が悪くなったのかと思いきや、そうでもなく今でも代理人を通じて連絡を取り合う間柄のようで、色々と政策的なアドバイスをしていると言われています。

現在は会長から退任し、たびたび来日して講演会なども開いています(かなり高額( ;∀;))。最近では2019年の3月にも来日していますね。

興味深いのが、「NHKはフェイクニュースを流している」と発言した事。

さすがとも言うべきか、バノン氏は日本のメディアが印象操作やフェイクニュースを流していることを知っているんですね。

政権を引退した立場だからこそ言える内容かもしれませんが、マスコミと闘っているのは日本もアメリカも構図が同じなのかもしれません。

中国脅威論を展開

現在の移民対策やパリ協定からの離脱、中国との対峙法や北朝鮮との交渉など、現在のトランプ政権の軸となるものを作ったのがバノン氏とされています。

「習近平は今世紀で最も重要な政治家だ。真の21世紀は第十九回党大会での彼の演説から始まったかもしれない。AI・ロボット・半導体・一帯一路・人民元のオイルマネー化・フィンテックで中国の目標が達成されれば日本と米国は中国の属国になる。西側諸国は中国の民主化に期待せず、中国に法の支配を植え付けるべきだ」

Wikipedia

日本にも米国にも「中国とはもっと仲良くしなければ。協力的にならねば」という親中派がたくさんいますが、年々中国の存在は危険になっており、このままいけば冗談抜きで『世界の覇権国』になると思います。

そんなまさかと思う人もいるかもしれませんが、中国の後ろには国際金融資本などの影がチラつき、莫大な資金と技術と情報が流れ込んでいます。

過去のアメリカでは意図的に「中国の軍事的な脅威」を演出して軍需産業を潤すという手法もとられていましたが、バノン氏は本当に警笛を鳴らしているんだなと感じました。

チームプレーが苦手で、強い信念を持つ男。時には荒々しく、そして時には世間を騒がせる――。

個人的にはとても魅力的に思えるスティーブン・バノン氏。彼が政治家ではなくビジネスマンだという事も興味深いですね。

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